昭和28年 大水害について
昭和28年8月14曰、夕方から降り出した雨は夜中に激しくなり15日の5時ごろ雷鳴と同時に山津波がおきました。
山の斜面が樹木の立ったまま崩れ落ち、一面が泥海となりました。
夜が明け雨が止んだ後、多羅尾の人々は自然の猛威にただ茫然とするばかりであったといいます。
村役場の方、消防団の方を中心に、家の下敷きになった人の救助、行方不明者の捜索などが行われました。
死者44名、負傷者130名以上、殆どの耕地を失い全壊状態だったそうです。
家族を失った人、生きうめになって救出された人など実際に体験された方の回顧録を読ませてもらうと何ともいえない気持ちになります。
そして、絶望的だった状態から村民の皆さん等の大変な苦労のおかげで現在の多羅尾があります。
今年も、お盆がきました。
まだそんな昔でないころ、私たちの住んでいる多羅尾でおこった話、うまく文章にできませんが多くの方に知っていただければと思いました。
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